たまちゃん
〜地域の中で生きる〜

杉の子会だより 第15号

2006年(平成18年) 4月発行

環へ

 卒業おめでとう。早いもので、あなたがこの世に生を受けてから18年がたちました。
 生後まもなくダウン症と告げられた時は、心配と悲しみで、今こうして元気いっぱい 何にでも一生懸命取り組むあなたを想像することはできませんでした。 こんなに大きくなれたのも沢山の方々の支えがあったからだと感謝しています。
 高等部の3年間、通学ひとつにしても、自転車、バス、電車といろんなことを試しましたね。 寮生活も自分から希望し、お友達もたくさん出来ましたね。学校際や体育祭、 バスケットボール大会などでも活躍し、充実した学校生活が送れてよかたね。 お母さんは学校祭で、ど真ん中で、はりきってよさこいを踊っていた姿が今でも 目にやきついています。また念願だった、美方高校との美術部の交流も実現しました。 近畿高等学校総合文化祭でも絵を出してもらうことができ、 開会式にも学校代表で参加することができましたね。
 ほしがっていた、携帯電話を、卒業の祝いに買ってあげようとしたら 「働いてお給料もらって自分で買います」と言った時はびっくりするやら嬉しいやら。 あなたの成長を感じましたよ。
 4月からははこべの家で働く環。みんなと仲良くして、がんばろうね。 それからよさこいもね。お母さんは、あなたのいきいきと踊る姿を見るのが大好きです。 これからもあなたのやりたいことをずっと応援していきますよ。

| 上へ戻る | 杉の子会 | 生い立ちへ |