たまちゃん
〜地域の中で生きる〜

生い立ち
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 たまちゃんは昭和62年10月にダウン症をもって産まれてきました。我が子に障害があると分かったときの 悲しみは今でも忘れることができません。しかしかわいい笑顔を見ると、親としてできる限りのことを してやろうと心に決め、早期療育に取り組みました。育てていくうちに成長がゆっくりなだけで、 時間をかけて教えればできるようになることもいっぱいあることがわかり、 近所の子どもたちや兄2人と同じように地域の中で育てようと地元の保育所、幼稚園、小学校、そして中学校へ 通わせました。その間、子供会や地区の行事等にも参加してきました。また公文教室も幼稚園から現在まで行き続けています。
 民宿の手伝いも兄達と同じように小学校低学年のときからさせてきました。今では よく来てくださるお客さんが予約の電話のときに「たまちゃん元気?」とたずねてくださることもあります。
 平成5年には美浜町周辺の障害児をもつ家族の方々と心身障害児と親の会「杉の子会」 を立ち上げ、いろんな行事や情報交換等を行ってきました。
 高校もみんなと一緒に行かせてやりたかったのですが、受験という大きな壁があり、平成15年4月からは 養護学校の高等部へ自転車で通学しています。
 地域で育ってきたおかげで、自然とみんなの中にとけこんでいます。また町内の人もたまちゃんの ことをよく知っいるので、外で会うと声をかけてくれます。
 平成15年2月には美浜町制50周年を記念して町民で結成されたよさこいチームに入り、 週1回の練習に休まずに行っています。この2年間、たくさんのイベントで元気いっぱい踊ることができました。 大勢の人の前で楽しそうにいきいきと踊る我が子を見るのは親としてもとても嬉しく、 一緒について行くのが私の楽しみでもありました。兄も時間がある限り一緒について行ってビデオを 撮っています。
 絵を描くことも好きで、中学校では美術部に所属し、美浜町の絵画教室にも 参加していました。 平成16年4月からは小浜のいさざの会(障害児の親の会)の作品作りに参加し、絵画、書道、陶芸の作品を 作り、平成16年12月18日〜19日と小浜で作品展をしました(作品は「わんぱーく作品展」にあります)。 これからもいろんなことにチャレンジです!!

 杉の子会の会報(杉の子会だより)に発行当時のことを たくさん書いているので、会報の中のたまちゃんの部分を抜粋して載せました。 こちらも見てください。

たまちゃんの履歴

1987年(昭和62年)

10月 たまちゃん誕生

1988年(昭和63年)

2月 敦賀病院のリハビリに2週間に1回通い始める。
5月 大阪の子供の城(ダウン症専門の療育機関)へ月1回通い始める。
10月 母子通園施設「太陽の家」へ通い始める。

1990年(平成2年)

4月 福井県小児療育センターの言語指導を月1回受ける。

1991年(平成3年)

4月 地元の保育所入所

1993年(平成5年)

4月 地元の幼稚園入園
杉の子会設立
公文教室へ通い始める。現在も続いている。
8月 杉の子会だより第1号発行

1994年(平成6年)

4月 地元の小学校入学
杉の子会だより第2号発行
10月 杉の子会だより第3号発行

1995年(平成7年)

5月 杉の子会だより第4号発行

1996年(平成8年)

5月 杉の子会だより第5号発行

1997年(平成9年)

4月 杉の子会だより第6号発行

1998年(平成10年)

運動の苦手な子を対象にしたスポーツ教室へ通い始める。6年間通った。
おもちゃ図書館で絵画教室を始める。
4月 杉の子会だより第7号発行

1999年(平成11年)

4月 杉の子会だより第8号発行No.1
  杉の子会だより第8号発行No.2

2000年(平成12年)

4月 地元の中学校入学
5月 杉の子会だより第9号発行

2001年(平成13年)

4月 杉の子会だより第10号発行

2002年(平成14年)

4月 杉の子会だより第11号発行

2003年(平成15年)

2月 よさこいチーム「乱 DE 舞」に入る。
3月 杉の子会だより第12号発行
4月 養護学校高等部入学

2004年(平成16年)

4月 杉の子会だより第13号発行

2005年(平成17年)

4月 杉の子会だより第14号発行

2006年(平成18年)

4月 杉の子会だより第15号発行

2007年(平成19年)

4月 杉の子会だより第16号発行

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